1週間にわたり私は中国の延辺朝鮮族自治州延辺大学に滞在した。私自身初めての中国滞在ということもあり、多くの驚きや発見があったが、特に印象に残った事を3つ述べていきたい。
まず初めに、街に出て車のクラクションの音にとても驚いた。中国の道路ではクラクションがなり続けていた。日本の道路ではクラクションの音はそんなに聞くことができない。クラクションの音がなれば皆が振り向き、注目する。中国では自分が通る道に車や歩行者がいれば、すぐクラクションを鳴らしていた。その音には3日もすれば慣れたが、非常に不思議な体験であった。
2つめに、日本のレストランではお冷が飲み物としてでてくるが、中国ではお湯がでてきた。中にはトウモロコシ茶が出てくるところもあったが、ほとんどの場合お水を頼むとお湯が出てきた。以前中国人の友人が日本に遊びに来ていて、一緒にレストランに行った際、「なぜ日本のレストランでは冷たい水がでてくるのか?お腹が痛くならないのか?」と言っていたことを思い出した。友人によると、健康のため中国では白湯を飲むのが一般的であるそうだ。夏では氷水がでてくる日本と対照的な文化の違いを体験することができとても面白く感じた。
最後に、中国では七夕に薔薇の花を男性が女性に贈る習慣について。七夕の夜、韓国料理店に行った際、お店の方から薔薇の花を頂いた。薔薇の花を持ってお店の外に出ると街を歩く多くの女性が薔薇の花を持っていた。調べてみると、中国では旧暦7月7日は「恋人の日」と称され、伝統的な記念日であり、男性が女性に薔薇の花をプレゼントするそうだ。また、送る薔薇の本数により相手に伝える気持ちが変わるそうだ。日本にはこのような習慣がないので、とても面白く感じた。
以上のことが私が特に印象に残った事である。他にも中国ではここでは書ききれないほどの貴重な体験をした。日本では中国について多くの報道がされ、両国の関係も深い。そのため、中国についての報道から多くの日本人は中国について勝手なイメージを持っていると感じる。私もその一人だった。譲り合いがなくクラクションが鳴り響く、自己の主張が激しく並ぶ列を無視する。日本人にとってそれがとも不快に感じるのは、日本に暗黙の了解として「譲り合い」と「列の順番は守る」というルールが存在し、中国ではそのルールが全く無視されているからだと考える。だが、その自国ルールに従っていないからといってある国を嫌ったり、嫌悪感を持つことは余りにも自分勝手だと今回合宿に行き、気づいた。日本には日本のルールがあり、中国には中国のルールが存在する。そこには優劣もなく、それぞれの個性と捉えた方が面白いのではないか。今回のゼミ合宿は自分の視点をかえる、私にとって大きないみのあるものであった。
参考
http://www.hirogin.co.jp/lib/kaigai/shanghai/report/s1203.pdf
2015.9.11アクセス
観光学部交流文化学科2年
鈴木 佳穂子
2015年09月12日
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