2015年09月11日

延辺合宿 

私は今回の合宿を通して、経験することが一番大事だと改めて感じた。一日目は羽田空港から北京への移動。初めての中国だったので想像しかない状態で臨んだのだが、始めの北京は郊外だったこともあって道がガタガタしていたりお店も古かったりと少し心配になった。しかしながら、お店に入ってしまえば料理の味は口に合うものも多く、また、コップやお皿などの食器が一人分ずつパック詰めになっていたことには驚いた。ホテルで一番衝撃だったのはシャワーとトイレである。ユニットバスなら普通だと感じただろうが、トイレのすぐ近くに給湯器とシャワーが簡素についているだけだったのでどのように使ったらよいのか始めは戸惑った。ホテルではWi-fiが通じていたので、その点に関してはとても便利であった。日本を出国する前にVPNに関して聞いており、そのアプリで登録をしていたのですぐに日本で使っているSNSを使うことが出来たが、VPNを介していないとWi-fiが通じていても全くをもってSNSが使えなかったので、日本とは全然違うなと感じた。二日目は北京から延辺への移動。全く日本語も英語も通じなくて完全なる異国という感じだった。北京のイメージのまま延辺に向かったので、空港に着いた時は街の綺麗さや空気が澄んでいることに嬉しくなった。夜の街ではお店の看板がたいへん明るく、イルミネーションみたいなものもあったので夜景がきれいだった。延辺大学の寮は過ごしやすくて気に入ったが、やはりシャワーとトイレはホテルと同じ感じで日本が恋しかった。寮・大学のトイレにはトイレットペーパーがなく、お店でも置いてないところがあった。また、交通ルールも驚きで、赤信号でも右折車両は進行可能なので安心して横断歩道を渡っていても轢かれそうになったり、何度も大きな音でクラクションを鳴らしてきたりと道路はとても騒がしいという印象を受けた。国は中国であるが延辺は朝鮮族自治州であった為、街の中は中国語と韓国語の両方が表示されていてどこか不思議な気持ちになった。三日目四日目は延辺大学での中日韓朝言語文化比較研究国際シンポジウムの手伝いとして参加した。今回の学会に参加している方はほとんどが日本語を話すことが出来て、日本語が普及して外国の方に話してもらえていると思うと嬉しく感じた。延辺大学の学生さんと話す機会もたくさんあり、発音だけでは通じない部分があったものの、漢字を通して意思疎通を図ることが出来た。お互いに日本語と中国語を教えることが出来たのはとても良い経験だったと思う。文字は読めなくても、漢字を見ればなんとなく意味が分かるような場面も増えていった。学会が終ったあとは帽子山に登った。道は整備されていたもののなかなか暑くて距離もあったが、頂上からの景色は自然が広がっていてとても気持ちがよかった。五日目は長白山見学、六日目は防川国境見学、七日目は朝市に行ったあと尹東柱に関するコースを回った。どの観光スポットに於いても、店員さんの接客態度やお客さんの態度には大変疑問が残った。日本では「おもてなし」の精神を第一として接客が行われているが、この基準で外国に行くとショックを受けることもあるということを考えるべきだと思った。並んでいてもどんどん抜かしたり、遠くにいる知人に大声で話しかけたりと、もう少しマナーを考えてほしいなと思う場面もあった。しかし、全てのお店がそういうわけでもなく、日本好きな方は日本語で話しかけてくれたり、中国語でもジェスチャーや表情で優しく接してくれる人もいた。八日目は延辺→北京→羽田空港への移動。北京空港で二時間近くフライトが遅れたのにも関わらず、アナウンスやお客さんへの対応がきちんとしていないことには残念だった。しかしながら、安全に日本へ帰国することが出来たので良かったと思う。
一週間日本から離れて過ごしてみて、やっぱり日本は大変恵まれている環境だと感じた。日本に帰りたいと思うこともあったけれど、徐々に延辺での生活も慣れて食事はおいしいものもあったので、最終日にはもう少しいたいと思うようになっていた。日本の観光事業を考える上で、日本を訪れている人の気持ちになって色々な場所に行ってみたら、これからさらに発展させていけばよい点が見つかるのではないかと思う。楽しかった部分も、いやだと思った部分も、日本では経験できないことを体験できたのでとても貴重な一週間だった。
井上華奈穂
posted by masutanis at 15:01| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko14 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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