中国人の価値観や生き方をきいていたのですが、僕のなかでは、働く人間として原点にもどり「働く」とはどういうことかということを中国人の価値観を通して教えていただいた、そんな内容のお話だったと思いました。
特に印象的だったのは、日本人は自分のことを知らな過ぎるということです。
日本ではごく当たり前な些細なノウハウでさえも、中国人からしてみれば、とても価値あるものだったりするのに、日本人自身がそこに気付いてやらない。
だから教えてやることもできない。
というお話を聞いて、それは非常にもったいないという気分になりました。
田中先生が話されていたように、それこそ中国人への明確なメッセージになるところだと思いました。
「この人と働くことで、どんなメリットがあるのか」
という問いに自信を持って答えられる人こそ、よく自分のことも知っている人なんだと思いました。
そんな人のまわりには、いつしか人が集まってくるんだなと。
昔、誰かがこんなことを言っていました。
「漢字の『不安』はいらない。カタカナの『ファン』をつくれ!」
なるほど、その言葉があてはまるお話だったと思います。
田中信彦先生、貴重なお話ありがとうございました。
今野善徳