2016年10月05日

アイデア勝負!ハラル学食突撃取材レポート

IMG_0508.JPG--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
10月4日 ガイドブック下調べ インタビュー
@上智大学 四ツ谷キャンパス 学食 東京ハラルデリ&カフェ

東京 ハラルデリ&カフェ 店長
運営会社ASlink 社員 伊藤さん
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------

『正直、売上はどうでも良いんです。
ビーガンの学生が1人でもいるならメニューを用意する。
それが福利厚生って事です。』

東京ハラルデリ&カフェは1日に約300人の学生が利用する人気学生食堂。カレーやパスタをはじめとする様々なハラルフードをワンコインで食べられる食堂だ。上智大学に在籍するイスラム教徒の学生は約50名程だが、普通の日本人学生も頻繁にここで食事をしている。9月30日に公式にオープンした東京ハラルデリ&カフェ。実は学食を新設する話が動いたのは約1カ月前の8月の事だった。学内でハラル弁当を販売していた同社は、前々から学食営業もしてみたいという思いがあったが、急に任された依頼に始めは戸惑ったそう。わずかな準備期間でオープンまで走り抜けたが、オープン後の今でもバングラデシュ人の社長と一緒になって学食の運営システムを試行錯誤している。
「今日話していて、やっぱり食券機がないと無理ってなりました。(笑)」
食堂のメニューは、ASlinkが以前から赤坂で経営する居酒屋のメニューをそのままハラルフードにアレンジを加えたもの。鶏肉がほぼ全てのメニューに使われている。
「鶏肉は扱いやすいので使っています。牛肉は確かにハラルなのですが、ヒンドゥー教の人達は食べられない。だから鶏肉が一番いいんです。」
例え、来客のうち、ヒンドゥー教徒が僅かであっても、その人達のために配慮する。伊藤さんは福利厚生という言葉を使って丁寧に説明して下さった。ベジタリアン・ビーガンの方向けに野菜炒めのメニューがあるのもそのためだ。
「野菜炒めは人気無いんですけどね(笑)正直、売上はどうでも良いんです。ビーガンの学生が1人でもいるならメニューを用意する。それが福利厚生って事です。」
2013年頃からハラルビジネスは、日経新聞をはじめ多くのメディアから注目され、2014年には1つのビジネスの流行として頻繁に取り上げられるようになった。
2014年の論調の特徴として、日本のインバウンド観光のキーワードとしてハラール対応も位置付けられた点も挙げられる。しかし、その一方で「ハラル料理」という言葉が一人歩きをし、日本の企業が認証を取ることに一生懸命になっているという現状もある。結果として、費やしたコストの割には外国人ムスリム観光客からの利益が上がらないという費用対効果の悪さを要因に、ハラルフード産業から撤退する企業も少なく無い。僅か1ヶ月でオープンした東京ハラルデリ&カフェのコストは実際のというどうなのだろうか。
「コストはあまりかかっていません。使っているハラル専用食品と言ったらハラル醤油くらい。」
ハラル料理を作るとなるとあれもこれもと特別な材料を揃えがちだが、伊藤さんは工夫とアイデア次第で安く美味しい物が作れるという。
「例えば刺し身。醤油付けなきゃって考えがちですけど、塩つけても、レモン絞っても美味しいんですよね。」学食の豊富なメニューも彼やネパール人の従業員の方々の柔軟なアイデアによるものだ。
「(ドリンクに使用する)あずきやチョコは市販のものでも良いんですけどね。忙しくて買いに行けない。(笑)」
ドリンクに使われるクリームは市販のものでは動物性の油が含まれる可能性がある為、卵白を使った特別なものを使っている。一見ハラルでは無いから無理と思えそうなメニューであっても、アイデア1つで商品にしてしまう。その発想力に脱帽した。
現在、他大学からもハラル向け学食をして欲しいと依頼が多数寄せられているのだそう。今後もASlinkの活躍に期待が高まる。

(3年 中島)
posted by masutanis at 10:31| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko14 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。