2015年11月12日

日アジ 京都FW

1日目は、京都を自転車で回っていきました。京都にはレンタサイクルができるところが結構あって、私たちはゲストハウスで貸し出しを行っているところで自転車を借りました。自転車を借りるついでに中を見学させてもらったのですが、まるで普通の日本の家庭の家のような印象を受けました。ゲストハウスの人に話を聞くと、そのゲストハウスでは自転車貸し出しのほかに日本の家庭料理を教える料理教室も開いているそうで、興味深いなと思いました。また、そのゲストハウスは住宅街の路地裏のようなところに位置していたので、Wi-Fiを持ち歩いていない外国人はGoogleマップなしできちんとたどり着けるのか気になりました。京都での自転車の使い勝手についてですが、自転車用の道はなく、道も狭いし、駐輪場もあまり整備されているとは言えない状況だったので、決していいということはできません。京都はせっかく自転車で回れる範囲の町のいたるところにたくさんのお寺があるので、町の景観を壊さない程度の自転車が使いやすいような工夫ができるとよいのかなと思いました。

まず、銀閣寺に行きました。紅葉が色づき始めていてとてもきれいでした。これは有名な話かもしれませんが、なぜ銀閣寺という名前なのに銀色ではないのかというと、作成途中でお金が無くなってきてしまって、銀にする余裕がなかったそうです。しかし、銀閣寺は銀色でないからこそ趣深く、日本らしさを感じられるのではないかとも思います。

次に紅葉が有名である永観堂に行きました。まるで歌舞伎をする場所のような白、赤、黄色、紫ののれんのようなものが印象的でした。中に入ると素晴らしい庭園が広がっていて、縁側に座り込んでぼーっと外を眺めている観光客の姿が見受けられました。

そのあと、国立近代美術館で行われていた琳派の展示会を見に行きました。琳派とは、桃山時代後期に本阿弥光悦、俵谷宗達が興した流派です。尾形光琳、乾山などもその例です。私は芸術には疎いので多くは語れませんが、教科書で見たことあるかもしれないような作品がたくさん並んでいました。

夜は、二条城で行われていたアートアクアリウムに行ってきました。私は今年の夏に日本橋で行われていたアートアクアリウムに行ったことがあるのですが、それと内容がほぼ変わっていなかったのでもう少し二条城でやる意味を持たせてもよかったのかなと思いました。暗かったのでお城があまりよく見えなかったのが残念です。お城もライトアップしたりして、金魚とお城のコラボレーションで魅せたらいいのになあと思いました。唯一京都らしさを感じられたのは、金魚の水槽前で行われていた舞妓さんのショーです。舞妓さんがもみじなどを持って上品に踊っていたのは、とても芸術的でした。踊りは歌詞をそのまま振り付けしているような感じで、普段聞きなれないような音楽だったので、不思議な気持ちで眺めていました。

食事についてですが、両日夜は京料理のお店、昼はカフェに入りました。京料理はとても繊細で、見た目も美しかったですが、量が少なく、若者からしたら少し物足りないのかなという印象を受けました。また、店構えもどこかひっそりとしていて見つけづらく、外国人観光客からしたら少し入りづらい、もしくは見つけづらいのかなとも思いました。カフェについてですが、京都にはたくさんおしゃれなこだわりのカフェが町のいたるところに隠れていて驚きました。カフェ巡りツアーをしてみても面白いと思います。

二日目は、トリップアドバイザー2年連続外国人人気ナンバーワンの伏見稲荷神社に行きました。雨だったこともあるのかもしれませんがかなり混み合っていました。鳥居に入るのに列ができているほどでした。なぜここが清水寺や金閣寺を差し置いて人気なのかみんなで理由を考えたみたところ、鳥居は日本独特のもので唯一性があるから、森の緑と朱色のコントラストがいい、ほかの寺院に比べて色が派手である、規模が大きい、京都駅からのアクセスがいい、拝観料がないことなどがあげられました。しかし、日本人の私たちからすれば朱色は古ぼけていなくていまいち趣にかけるし、頂上まで行って鳥居を全部見ようとすると往復2,3時間かかるらしく、なかなか
上の方にある昭和に寄進された鳥居にまでたどりつけないなど、なぜ1位なのか疑問に思う点がたくさんありました。それに加え、この神社に鳥居を寄進するには一番小さいものでも175000円、一番大きいものになると1302000
円にもなるそうで、どうしてこんなに高いのにこんなにもたくさんの企業が鳥居を寄進するのか、鳥居を寄進したことでその企業にどんなご利益やメリットがあるのか気になりました。

そして、最後はダークツーリズムの学会に参加してきました。今回事例として主に挙げられていたのは、サンチアゴ・デ・コンポステラの宗教ダークツーリズムと、大阪のホームレス街と呼ばれている釜ヶ崎のスタディーツアーと、長崎県の軍艦島についてです。学会の中で、私が理解できた範囲で内容を少しお話します。「厚みのある観光表象」というお話がありました。ここでいう厚みのある観光というのは、歴史の明暗両面を表現することで単なる視覚消費の観光ではなく、意味を理解しながら感情を伴って行う観光、という意味です。観光は単なる娯楽ではなく、もっと奥の深いものとなってきているそうです。釜ヶ崎の事例では、貧困の人々を観光の対象にしたスタディーツアーを「ダークツーリズム」とみなすのは人権的にもよくないというお話がありました。いままでそういった視点でスタディーツアーを見てこなかったので、「貧困の商品化」という言葉を聞いてなんだか胸に刺さりました。ここで疑問に思ったのが、「どこまでをダークツーリズムとしてみなすか」ということです。教授たちの話を聞いていると、負の側面が観光の対象となっているものはすべてダークツーリズムであるという印象を受けましたが、個人的にはなんだか納得いかない気分でした。広島や長崎、沖縄などの戦争関係のものやアウシュビッツ収容所のようなものはまさにダークツーリズムであるとは思いますが、負の側面を観光対象に一部含んでいる観光地なんて山ほどあると思うので、例えばボランティアツーリズム、スタディーツーリズムなどもダークとしてみなしてしまっていたら、きりがないのではないかと思いました。

まだまだ学会などでも理解できない部分があったり、考えが浅かったりする未熟な私ですが、いろんなものを見て感じて、考えることのできたFWであったと思います。ゼミのFWは普段自分で観光するのとは違った視点で見ることができるのですごく刺激になりました。



野原ほのか


posted by masutanis at 23:17| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko14 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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