2015年10月11日

屋久島エコツアー

去年に引き続きエコツアーに参加させていただき、今回が2度目の屋久島となりました。

去年は民宿に泊まり、トレッキングもそれぞれ別のガイドさんについてもらいましたが、今回は研究センターの方に一括してお世話になりました。

*1日目
一湊・吉田集落に分かれて里のエコツアー
YNAC松本さんより「ゴールデンルートからの分散」

長時間フェリーに乗った後、研究センターの方と合流し、すぐに里のエコツアーに参加させていただきました。半分で分かれてそれぞれ見学をさせていただきました。私は一湊集落でした。
まず公民館のような場所にいったん入り、エコツアーを担当してくださる方々と対面しました。公民館は田舎の公民館という感じで少し懐かしかったです。それから外に出てゆっくり歩きながら、ときにはとまりながらひとつひとつの景色や建物や植物について説明を加えてくれました。担当の方々はぱっと見40、50代くらいの方々で、私たちに説明をしてくれつつ、昔はこうだったよね、とか、こんなことしてたなぁ、とか思い出話に花を咲かせているのが印象的でした。(笑)私的には、ひとつの植物について説明をもらって、ここにはこんな植物があるんだ、と思うよりも、歩いているときに住民の方が通るとみんながみんな知り合いで挨拶をしていたり、店に入ったときにガイドさんと店員さんが「最近どう?」みたいな余談をしていたり、そういったオフの部分を見ているほうが、「あぁ、いいとこだな」と思って印象に残っています。
里のエコツアーは、今回1回1500円で申し込みましたが、実際に経験してみて少し高いのでないかなと思ったのが正直なところです。また、私たちはゼミ合宿の一環として訪れているから受け入れられるけど、個人的な旅行にいったとき、若者はあまり興味を示さないのではないかなとおもいました。内容が悪かったわけではありませんが、例えば何かのパックツアーとして屋久島に来たときに、そのツアーのひとつとして住民の方と触れ合う、というスタンスで里のエコツアーが組み込まれたりしているくらいがちょうどいいのではないかと感じました。

夜はYNAC松本さんの講演でした。去年白谷雲水峡を担当してくださり、またツーリズムEXPOでもお会いしたことから私にとっては屋久島といったらこの人!と思うくらいの存在です。(笑)
松本さんの目指すガイドのあり方というものが2回目にして理解できた気がします。そして私自身松本さんのやり方にとても納得しました。テーマ「分散を妨げるもの」に関して、はっきりとした答えは示していなかったものの、松本さんの「みんなに屋久島をこう楽しんでもらいたい」という思いはまさに分散を促進する第一歩になっていると思いました。


*2日目
屋久杉自然館
白谷雲水峡
中間集落の方より「里のエコツアー研究」

屋久杉自然館はよくある博物館という感じでした。当時木を切るために使っていた長すぎるチェーンソーが実際に持つ体験ができたり工夫がなされているところもありました。私的には床に屋久杉が使われていて、且つ、靴を脱いで裸足で歩けるところが気に入りました。

白谷雲水峡は去年も行ったので2回目になりました。比較するものがあると、どうしても感想が去年との比較になってしまうのですが、それは置いておいて、1番驚いたことが去年YNACの方から説明を受けたことを鮮明に覚えていたということです。この木はこういう特徴がある、とか、この苔は押すと水が出てくる、とか、ここらへんにもののけ姫に登場する○○に似てる木がある、とか。特別自然に興味があるわけでもなかったのですが、意外にも1年前に学んだことを覚えている自分がいて、それだけ吸収していたことに気付かされました。自分からガイドの方にこれはこうですよね?と声かける自分がいて、教えてもらうのではなく、共有する方向で楽しめた白谷雲水峡となりました。

夜は中間集落の方が足を運んでくださって、里のエコツアー研究についての講演を行ってくださいました。とてもユーモアのある方で、講演を聞いたというよりはひとつのテレビ番組を見ているような感覚になって引き込まれるような講演でした。
突然歌いだしたり、名産物のサトウキビやバナナを実際に持ってきてくれたりしました。エコツアーだったらどんなことをしてくれるんだろうと思うと中間集落にも足を運んでみたくなりました。

*3日目
黒味岳
今回テーマ自主研究

黒味岳は山登りという感じで、ここどうやって登ろうとか、前にいるガイドさんはこっちを歩いたけど私はこっちから行ってみようとか考えながら登っていくのが楽しかったです。山登りが好きで趣味にしている人はこういうところが楽しいのかな、と思ったりしました。

夜は部屋を借りて一湊、吉田集落の里のエコツアーについての共有と、今回のエコツアーのテーマである「分散を妨げるもの」から発展して、「分散を妨げるものとは」と「どのように分散させていくか」について4つの班を作って話し合いました。
私は、屋久島初心者をゴールデンルートから分散させることは難しいと考え、初心者ではなくリピーターとして訪れる人たちの分散に目を向けていけばいいのではないかと思いました。例を挙げるとまさに私のようなリピーターです。そもそも私は屋久島について、もののけ姫の舞台になった場所があるらしい、くらいしか頭にありませんでした。しかし、実際に白谷雲水峡に行ってみるともののけ姫の舞台に似た場所に行くまでの過程で、たくさんの自然に出会い、学ぶことができました。その長い過程を経て、忘れた頃にあの苔むす森の素晴らしい景色が広がり、とても感動したことを覚えています。
注目されがちな目的地もそれまでの過程もどちらも楽しむことができたからこそ、もっと違う魅力が屋久島にはあると気づくことができたのだと思います。
このように考える人は他にもいて、やはりはじめの一歩としてのゴールデンルートは避けなくてもいいのではないかと思いました。
自分になかった意見として面白かったのが、ツアーを作る側はいつも東京の旅行会社で、だからゴールデンルートを中心にしたツアーが組まれるのだと。屋久島の面白さを充分に理解している住民がツアーを組んでみるのも面白いのではないか、という意見がなるほど、と思いました。

4日目は、ヤクスギランドに行く予定でしたが天候が悪化してしまったため急遽予定を変更して、千尋の滝を見学したり、散歩したりしました。途中でガイドの方から大きなVの字の葉っぱを拾ってというアナウンスがありました。その葉っぱを橋の上から落とすと鳥が飛んでいるように見えました。とても面白く急遽お金のかからず楽しめるプログラムを用意してくれたことに感動しました。

今回のエコツアーは前回とまったく違うもので、違った視点から屋久島を見ることができたと思っています。

観光学部観光学科 千場明美


posted by masutanis at 12:13| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko13 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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