2015年09月18日

屋久島合宿

9/14~17で屋久島へ行ってきました。
わたしは去年も参加したので屋久島を訪れるのは2回目だったのですが、今回は人数も多く、研修センターでの滞在だったので、去年とは何かと違う点が多かったです。
そしてなにより今回の合宿のテーマが「分散を妨げるもの」ということで、縄文杉には登らないという、多くの旅行者とは少し違った日程で行い、縄文杉を訪れた去年の経験と比較することができたのでよかったです。
先生の「分散を妨げるもの」についての論文を読んで、"縄文杉を訪れない"ことでオーバーユースを防ぎ、さらに里のエコツアーなどの地域振興を促進することにもつながり、屋久島全体の活性化につながるということが分かりました。
しかし今回の合宿を終えて、"妨げるもの=縄文杉"という方程式に疑問を感じる結果となりました。
天候に恵まれた去年とは違い、ひどい雨に見舞われることが多かったということもありますが、屋久島の魅力は前回に比べるとあまり感じられませんでした。ただ単に"2回目だから"という訳ではなく、ガイドの違いが大きな要因だと感じました。
屋久島にとって、ガイドというのは本当に大きな存在だと去年訪れたときにも感じましたが、今回はよりいっそうガイドの重要さを感じる結果となりました。
去年は島津さんをはじめ、YNACの松本さん渡部さん、縄文杉のガイドさん...といかに恵まれていたのかを実感しました。
素晴らしいガイドさんに屋久島を案内していただいたからこそ、本当に屋久島のことが大好きになり、もう一度訪れたいと思うきっかけになりました。
彼らがいなければこんなにも屋久島のことを大好きにはなっていなかったと思います。
旅行先で会った人がその旅行先のイメージにつながる、というのは色々な所を旅行して自分自身感じていることでもありますが、地域と人と交流したりお店の人と仲良くなったりという交流以上に、ガイドが屋久島全体のイメージに与える力は本当に絶大だと思います。
私は普段個人で旅行する際にツアーガイドやパックツアーを利用することはほとんどありません。
観光の授業でも出てくることそのままのようですが、大衆観光に対する抵抗感というか、、、。
ですがもし友達が屋久島に行くと言ったら絶対にガイドさんに案内してもらうことを心からおすすめします。
ガイドさんに案内してもらうかしてもらわないかでは全く印象が変わるからです。


今回は縄文杉を訪れない代わりに、去年は訪れなかった屋久杉自然館や文化村センターを訪れました。
そこでのお話は非常に分かりやすく、自然館にあった縄文杉の枝や縄文杉の実物大の線は、縄文杉の壮大さを感じさせるものでした。
しかしここで一番印象的だったことは、ここで聞いた話のほとんどを去年聞いて覚えていたことでした。
これは屋久島の歴史や成り立ち、屋久杉だけに限らず、木や植物の種類や特性、二代杉や三代杉の存在、ほんとに小さなことまで覚えていました。
一年経っても忘れていなかったのは、ガイドさんに縄文杉や屋久杉ランドを案内してもらいながら、そのひとつひとつを実際に見て触れて感じたしてからだと思いました。
去年の経験なしにこのような話を聞いても小学校の修学旅行のように"勉強感"しかなく、印象も薄いまま終わってしまい、1年後どんな話を聞いたかは覚えていなかったのではないかと思います。
これはガイドブックも同様だと感じました。
ガイドブックにどれだけ詳細に木々や植物、苔、動物、歴史について書いてあったとしても、事実として捉えることしかできず、それを実際に見ながらガイドさんに言葉で説明してもらうのとでは、歴然の差があると感じました。

去年一緒に訪れたメンバーの中でも白谷雲水峽が一番好きな人、里のエコツアーが印象に残った人などそれぞれでしたが、私は縄文杉が一番印象に残っていたといっても過言ではありません。
しかしそれは縄文杉自体の素晴らしさではなく、到達するまでの道のりが一番印象に残っています。
夫婦杉やウィルソン株を見たり、トロッコ道を歩いたり、湧水を飲んだり、木々に囲まれて岩に座ってお弁当を食べたり、ガイドのおじさんがお味噌汁をくれたり、全ての過程が楽しかったです。
なので、オーバーユースなどの問題はあるかもしれませんが、ゲストスピーカーであった松本さんのお話にもあったように、現在屋久島に来る観光客の数が減りつつあるという現状からも、縄文杉の存在は屋久島の観光において欠かすことができず、屋久島を訪れる原動力になるだけではなく、多くのリピーターを作り出すことにもつながるのではないかと思いました。
このことから、"縄文杉が分散を妨げている"と考えるのではなく、縄文杉を含め屋久島を訪れた人に心から屋久島の魅力を理解してもらい、それによってリピーターを増やすことが分散につながるのではないかと感じました。
そしてもっと屋久島の良さを知ってもらうための案として里のエコツアーを提案し、地域の人とのつながりを増やすことでより屋久島の魅力を理解してもらえるのではないかと思います。
もう一つ、分散を妨げている理由として挙げられるのが、縄文杉や白谷雲水峽など目玉といえる観光地以外の観光設備があまり整っていないという点です。
今回縄文杉の代わりに初めて黒味岳を訪れましたが、その際初めて携帯用トイレを購入しました。
実際に使うことはありませんでしたが、黒味岳には入り口と入り口から1.5km(?)地点にしかトイレがなく、また1.5kmにあったトイレは悪臭がひどく、電気もつかないという状況でした。また入り口地点にはお店はおろか自動販売機すらなく、これらは黒味岳の観光の妨げの1つになっているのではないかと感じました。

里のエコツアーに関しても、今回は前回よりたくさんの方と交流ができ、見どころも多く、大変楽しい時間を過ごすことができました。さらに今回はゲストスピーカーの方にお話を聞くことができたことで、里のエコツアーでの報酬は9割が地域に配分されていることや、地域にお金がおちるシステム、外からのまなざしによる伝統文化の見直し、地域の人々の誇りの形成、生きがいなどたくさんのメリットがあることが分かりました。
それと同時に後継者不足や交通の便によって観光客数が左右される現状など課題もたくさんあることが分かりました。
前回訪れるまでは里のエコツアーの存在すら知らず、ゼミで来ていなければ知っていたとしても参加していたかどうかは微妙なところです。
現在里のエコツアーの事務局の方が集落ごとのリーフレット作りや、HPで掲載し紹介しているそうですが、まだ多くの人には浸透していないのが現状だと感じます。
里のエコツアーの魅力の1つとして地域の人との交流が挙げられますが、旅行者としてはお金を払う以上、ある程度の満足度が求められ、それを確実に提供できる保障が今のエコツアーにあるかということには疑問があります。
以上のことから、現段階では"縄文杉が分散を妨げている"ということに関しては反対です。
しかしリピーターの増勢、里のエコツアーの活性化など分散させるための方策は考えていくべきだと感じます。
YNACの松本さんがおっしゃっていた「屋久島リニューアルしました!」というフレーズには大変圧倒されました。

前回携帯の容量がいっぱいで思うように写真が撮れなかったので、今回いい写真(特に苔♡)がたくさん撮れたので、よかったです。
また前回より人数も多くにぎやかで楽しかったです!

次屋久島に来る時は、リバーカヤックと海ガメに会いに行きたいです!
それか冬!!


3年 中野瑞希



posted by 13なかの at 22:43| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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