2015年09月14日

延辺合宿

今回のゼミ合宿で私は初めて中国を訪れた。
正直、この合宿に参加する前まで私は中国に対してあまりいい印象を持っていなかったし、この合宿がなければ訪れようと思ったこともない国であった。中国人はきっとみんなマナーもよくないし愛想もよくないだろう。中国の街中はゴミが溢れているんだろう。北京、上海、香港以外は田舎だろう。そんなほぼ確信ような先入観を持ってこの合宿に臨んだため、滞在中はショックを受けることが多々あった。
初日乗り継ぎのために降り立った北京では郊外だったため、ホテルの前の通りが生ゴミ臭く、道端で野菜を売ったり服を売ったりと、想像していた北京の街並みとは大きく異なっていた。一方延辺では、きっと田舎で何もないだろうと思っていたが、北京空港の周りとは比べ物にならないくらい都会で、人も車も多く夜でも明るい街であった。
中国人はみんな日本に嫌悪感を抱いているだろうと思っていたが、延辺大学の学生と交流をして、そのような人たちばかりではないということがわかった。延辺大学の学生たちは積極的に話しかけてきてくれたり、日本語を使っていたりと、むしろ日本にプラスのイメージを持っているように感じた。また、2日目の昼食時に訪れた冷麺屋の店員で10年日本に留学していたという人がいたり、帽子山に登った際、娘が日本で暮らしているという人に出会ったり、日本に関係がある人たちが結構多いことがわかった。
悪い面で想像を越えている部分もあった。例えば、レストランやコンビニなど店の店員の態度が、日本では考えられないほど無愛想であった。おそらく中国ではそれが"普通"とされているのだろうが、普段日本のおもてなしの精神のサービスを受け、それに慣れてしまっていた私はどうしても違和感を感じ、また、嫌な態度だと感じてしまった。他にも、英語の通じなさにとても驚かされた。もちろん、日本は世界の中でも英語が通じない国として評価されているが、中国はそれ以上なのではないか、と思った。北京空港で英語を使って質問をしても中国語で返され、わからない様子を伝えても、こちらにわかるよう身振り手振りを加えて説明するというようなことはなく、ひたすら早い中国語で返事をされ、まくしたてられているように感じた。日本では空港など外国人の客が多いところ以外ではあまり英語が通じるとは言えないが、どうにかして理解しよう、伝えようという態度が伺える。しかし中国では街中の店で中国語がわからないと伝えても、理解し合おうという気持ちがあまり見えなかった。
もちろん、笑顔で対応しサービスもよく、素敵な店員のいる店もあった。しかし、そのようなお店は中国というよりは韓国寄りのお店が多いように感じた。このようなことから、やはり、サービスの面で国によって文化が異なり大きく違いが出るんだなと実感した。
この合宿を通して、私はいかに今まで自分が勝手なイメージで物事を判断していたかがはっきりとわかり、それと同時に実際に行って、見て、肌で感じてみないわからないことも多いんだなと思った。また、文化の違いも感じることができ、今まではマナーがなってないなどという私の価値観を押し付けた評価で様々なものを見てきてしまっていたが、それが文化であると受け入れられるようになった。この合宿は私にとって自分の考えを大きく変えた、貴重な機会となった。

中川有紗


posted by masutanis at 05:05| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko14 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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