2015年09月14日

延辺合宿

今回の延辺合宿では、長白山でのマスツーリズム、マナーや交通ルールの違い、使用言語の多様性など、あらゆることに気付き、体感したが、中でも特に私は「ICT」、「食」の2つが私の延辺合宿の大きな関心になったと感じる。

まずは「ICT」についてだが、「Wi-fi」と「VPN」の二つについて日本と比較しながら述べたい。まずこの合宿を通して私は、中国のWi-fi環境は日本よりも制限が少ないように感じた。例えば合宿中、様々な飲食店へと足を運んだが、基本的にどの飲食店にもWi-fi環境が整備されていた。しかし、日本では中々Wi-fiが広く普及せず、例えば全国的チェーン店である「マクドナルド」では、Wi-fiの使用に対してキャリアの制限がかかっているなど不便さが残る。また、たった数十分の使用のために会員登録等を要求することが多く、手軽とは言えない。公共交通機関のWi-fi環境に関してだが、今回使用した公共交通機関の内、空港等の国際的に人口が流入する施設内では日本とのWi-fi環境の違いは特に見られなかったが、5日目に使用した高速道路において違いが見られた。日本ではNEXCOが管理するSA・PA等ではWi-fi環境が整備されているが、中国の高速道路では道路を通行している際にもWi-fiを使用することができた。高速道路を使用する際、通行中でもWi-fiが使用できるというのは、車内での暇つぶしに有効であるなど、サービス面で優れていると言えそうだ。ところが「VPN」に関する話となると、中国は制限の多い国であると感じた。Twitter, LINE, Facebook等の世界的にシェアが拡大しているサービスを中国ではVPNを介さないと使用できず、延辺大学のとある学生さんはこれらのメディアから情報を得られないことに不満を感じていた。また中にはWi-fiが使用できても、VPNは使用できないネット環境も見られた。この制限を知り、私は中国が社会主義国であることを再認識し、携帯のキャリアもネットワークが国営で徹底的に管理されていることに、人々の情報公開・知る権利が阻害されているように感じた。「Wi-fi」と「VPN」という二つの切り口では、中国のICT環境について肯定的か否定的かと意見が分かれた。情報通信技術は今後も発展し続け、国際的に非常に絡み合う事物だと考えられるので、日本・中国双方の動向を追いたいと感じた。
次に「食」についてだ。海外という異文化に飛び込むと必ずと言っていいほど食文化の違いに圧倒される。今回は、延辺が朝鮮民族自治州の一部であるため、円卓に大皿が並べられていくような典型的な中華料理の他に、ビビンバや冷麺などの韓国料理も楽しむことができた。このように文化が混在しているという延吉らしい点を、食を通して知ることができたのは面白い。また、「熊博士」という「HARIBO」にそっくりなグミのお菓子を見つけ、模造品があるというステレオタイプな中国の一面も見ることができた。加えて他のアジア諸国と同様にここでも夜になると屋台が並び、ご当地料理を手軽に食すことができた。屋台は地元を表す、アジアといえば屋台、と単純に私は考えてしまいがちなので、日本の博多、ベトナムのホーチミンなどの他の屋台文化についても更に深く知りたいと思えた。そして何より興味深かったのは珍味である。2日目のバイキングにて米の腸詰、4日目の晩には養蚕を食べたり、7日目の水上市場では人差し指大の芋虫や犬が丸ごと販売されているのを見たりと、日本にはない新鮮な体験をすることができた。食は人々の生活から切り離せない重要な要素であり、珍味はその地の人々の文化を特徴的に示す。例えば、なぜ腸に米をわざわざ詰めたのだろう…などと素朴な疑問から珍味を見ることで、さらに異文化に対して深い理解を示せるのではと考えた。珍味を珍しいものと足らしめる理由は尽きず、珍味という「食」から文化の違いについて再考するのも面白そうであると感じた。

 最後におまけとして、滞在中、延辺大学の院生さんから中国の漫才である「相声」について教えてもらった。外国人の方とおしゃべりすると得るものばかりで本当に楽しい。これからも自分の好奇心のままに、様々なことを体感し、思考したいと思った。

斉藤朱里


posted by masutanis at 03:32| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko14 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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