2015年09月13日

延辺合宿

今回の延辺は想像とは大きく違うものだった。
それまでの自分の中国へのイメージと、去年行かれた先輩方の話から、滞在しかし、実際行ってみると、過ごしやすい環境だった。寮は、トイレとシャワーが同室にあるという、日本とは異なる形式のものだったが、私の部屋は大きな欠陥もなく、求める最低限の機能は果たされているように思われた。街も、延辺大学のお膝元ということもあり、学生には過ごしやすい街だったように感じる。寮にWiFiは通っていなかったが、結構な割合の店でWiFiが無料で通っていたため、不自由に感じるほど使えないわけではなかった。帰国後に日本で無料WiFiを意識して探してみたところ、全然整っていないように思えた。1000万人を超える訪日外国人がいるというのに、この環境ではリピーター獲得につながらないのでは、と日本の現状を省みる必要性を感じた。
不便に感じたのはトイレで、和式のような形ででトイレットペーパーが常備されていないところが多かった。また、使用済みペーパーをゴミ箱に捨てる習慣にも戸惑った。体に染み付いた習慣を変えるのはなかなか難しいのだと痛感した。トイレットペーパーのみならず、ゴミの処理に関しては日本と大きく違うように感じた。街のあらゆるところにゴミ箱が備え付けられており、そこからはゴミが溢れかえっていた。分別がされているところは少なく、生ゴミも資源ゴミも不燃ゴミも、さらにはペットボトルも同じゴミ箱に入れられているようだった。それが溢れているのだから、街の匂いはあまりいいものではなかった。それは特に1日目に宿泊した北京郊外に言えることだった。そこでは道端でスイカも売っており、その匂いも混じり、凄まじい匂いが充満していた。そこでの体験もあってか、延辺の空気は良かったように感じた。帽子山や長白山など、街を離れた自然の中では日本の都心よりもいい空気だった。
食事は、朝鮮族食事自治州であるだけあってか、韓国料理が多く、中華料理よりも美味しかった。一週間、毎日米を食べられたというのも精神的に支えになっていた。和洋中のビュッフェでは、中国にいることを忘れてしまうようなリラックスしたとともに、先生方やゼミのみんなと楽しい時間を過ごせた。
中国を初めて訪れたと同時に中国人とコミュニケーションをとったのもほぼ初めてだった。
日本語を勉強されている大学生の方と交流することもできた。学会の準備の時のみならず、一緒に街に出るとこができ、その時彼女らの暮らしが見れたように感じた。暴走気味のタクシーには彼女達も怒っていたし、虹が出ていた時は嬉しそうにしていた。語気が強い喋り方だったり、日本のニュースで取り上げられる中国は怖い印象だったが、そこに住む中国人は私たちと変わらぬ感性を持っているとわかり、嬉しくなった。
日本ととこなる点も多く、環境に慣れることが苦手な私には適応が難しかったが、総じて良い経験となり、楽しい時間を過ごせた。自分の今ある価値観を押し付けて考えがちだが、より柔軟な見方が必要だと感じた。

日下部彩月


posted by masutanis at 22:39| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko14 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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