2014年06月27日

6/22 清瀬fw

3年の小松崎です

6月22日の日曜日、日本とアジアpでは9時半に清瀬駅に集い、国立ハンセン病資料館と国立多摩全生園
と向かいました。
行程
9:30 清瀬駅集合
10:10 国立ハンセン病資料館
12:40 国立多摩全生園
13:15 WOWサリサリストア(フィリピン料理屋)にて昼食
15:00 解散
以下参加者です。(敬称略)
小松崎、近藤、小野田、伊東、大橋ま、田中、眞鍋、町田、土佐


舛谷先生がおらず少し不安でした。しかし、参加者がそれほど多くなかったこと、また下見の甲斐もあってか
うまく終えることができてひとまずホッとしています。みなさま、お疲れ様でした。
富岡製糸場がようやく世界遺産に登録されるという話題で盛り上がりつつある頃、全国に点在する国立のハンセン病療所も同様に世界遺産への登録の機運が高まっていることを知りました。身近にもその内の一つである多摩全生園があること、また清瀬駅から多摩全生園までの道中に病院街、加えて廃墟の雰囲気を漂わせる建物が存在することなどが今回のfw地選定のきっかけとなりました。清瀬駅は過去にハンセン病施設だけでなく、結核患者のための療養所も多かったことから、線路沿いを少し外れて歩いた至るところで病院が確認できます。更に興味深いのはそれら病院施設の運営団体が仏教やキリスト教派であるという点にあります。
10449910_705473806179675_9099245448404216567_n.jpg
この背景には過去においてハンセン病や結核が忌み嫌われる病として流行していたころに、そうした患者の救済に積極的であったのがキリスト教や仏教徒であったという事実があります。尚、宗教によってハンセン病の捉え方も変わってくるそうでイスラム教にまつわる施設がないのは、その教えにおいてハンセン病は治ることがないという特質があったからです。一度歩くと分かりますが、一帯から「社会的に立場の弱い人々を救う」というメッセージ性を感じ取ることができることでしょう。人によっては異様な雰囲気のあまり、そこから逃げ出したくなることもあるかもしれませんが。特に夜はなかなか一人で歩けないなと感じます。
10393717_705473016179754_5271172740851939570_n.jpg
10259933_705474866179569_7109132877085061738_n.jpg
雨脚が強くなる中、私たちはようやく国立ハンセン病資料館に到着しました。
6月22日という日は政府が正式に「名誉回復の日」と称し、今でも式典が催される日でもあります。多く人がいるに違いないという期待とは裏腹に、館内は閑散としていました。一方で課題のためでしょうか、少数ながらメモを取る同年代の若者の姿も見えました。
国立ハンセン病資料館は入場無料です。館内では図書館が利用できるほか、展示・映像資料が充実しており、1日かけてじっくり観察ができるような造りになっています。過去から現代に至るまで様々な文脈において「ハンセン病」の扱われ方を学ぶことができます。今回、いわゆる展示解説員の同行はありませんでしたが、細部に至って詳しい説明があったため、自分のペースで廻ってみてもコンテンツの充実具合が十二分に確認できます。
国立ハンセン病資料館のちょうど隣接しているのが国立多摩全生園です。納骨堂をはじめ、今でも元患者の居住地としての役割を担っていることなどが観察できます。通り掛けに、幾人の人々とすれ違いました。彼らこそが元患者だったのかもしれません。
世界遺産登録の機運が高まっていると冒頭でお話ししましたが、果たしてここは「観光地」と呼べるのか甚だ疑問に思うところでもあります。結論としては程遠いようにも思えてしまいますが、世界遺産への登録と「観光地」は直結しないのかもしれません。話題作り、風化を遅らせるため、様々な要因があるものだとも考えました。事前学習の段階から知っていたように今の元ハンセン病患者はご高齢の方ばかりです。10年後、20年後の日本に語り部を継承する人々は未だに存在するのでしょうか。現在のこうした機運は日本における「負の歴史」を伝承するための一つの手段であるのかもしれません、
かつては「らい病」と呼ばれ、社会的にそれらの患者を窮地へと追いやったのは同じ日本人でした。
日本にも差別の歴史は確実に存在しています。長い差別史の中で被害者とも呼ぶべき人々の声に触れることは、世界規模で数多く存在する人権問題へと視野を広げるきっかけにもなりうるでしょう。
軽い気持ちで訪問することをお勧めはできませんが、館内を去る頃には確実に当初よりそれらの声が心に響いていることと思います。
KIMG0092.JPG(国立多摩全生園内での一枚、カメラに向かって右に仏教施設、左の高い建物がキリスト教施設。)


posted by 12こまつざき at 12:27| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。