2014年06月08日

富岡製糸場見学


世界遺産登録に向けて様々な取り組みを行っている富岡製糸場を訪れました。

*富岡製糸場

日本の鎖国政策が終わった当時、品質においても評判の良かった日本の生糸は海外からの需要も高く最大の輸出品となっていました。しかし需要が高まれば高まるほど輸出の増加になり、それに伴って大量生産で粗悪な生糸が出回るようになってしまい日本の生糸の評判を落とすことになってしまいます。そこで維新後、外国との対等な貿易をしていくため産業や技術の革新を行い政府による近代化が進められていきます。その資金源としてはやはり生糸輸出が欠かせないということで品質改善・生産向上と、技術指導者を育成する洋式の繰糸器械を備そなえた模範工場として明治5年(1872年)、最初に設置した模範器械製糸場ということです。

(富岡製糸場ホームページ参照しました:http://www.tomioka-silk.jp/hp/outline/index.htm


確か木骨レンガ造りといわれる様式でつくられており、明治初期に建てられた工場としては修復やメンテナンスがされていても保存状態も良く、個人的な意見としては綺麗すぎると思いました。

富岡製糸場のレンガの組み合わせ方はフランス様式で、ドイツやイギリスのものとはまた違った組み方になっているそうです。フランス様式は{長 短 長 短 長…}という風に一列に交互に長さの異なるレンガを並べていき、上下のレンガも長短交互になるように組み合わせていくものだそうです。

このブログは池袋キャンパスの図書館で作成していたのですが、ふと前の図書館の壁のレンガを見るとフランス様式と全く同じ並びになっていることに気が付きました!こちらはデザインとしてなのでしょうか…。

実際の繰糸工場内は機会がそのままの状態で残されており、繭を運んでいたというバケットを見たときは作業をしていた時のようすが思い浮かびました。
あ、繭が落ちていました!


官営工場なので月給が現在でいう4万円程度だったそうですが当時としては工女さんにとっても比較的良い働き口だったのではないかと思いました。
少なくとも労働条件的にも先生が言っていた通りブラック企業ではないと思います。



当日は雨天で傘を持ちながらだったので見学しづらいと感じることもあったのですが、その日だけでも4000人ほどの来場者があったらしく、世界遺産登録への期待が高まっている最近では8000人も訪れているそうです。
いままで3000人ほどで多く来ていたくらいだ、とガイドの方がおっしゃっていたので世界遺産強いなと感じました。

他にも敷地内にある診療所や、地下にワインの蔵がある建物の外観を見学しました。

*世界遺産×富岡製糸場
富岡製糸場の世界遺産としての価値は、やはり「産業遺産」という点にあります。
★官営模範工場で、日本の蚕糸業の発展に大きな影響を与え、民間へ払い下げられた後も一貫して製糸工場として機能し続けたこと。
★日本の近代化、経済・産業発展の歴史を物語る証拠であり、設立当初の敷地と主な建造物が良好な状態で保存されていること。
がポイントになっています。


私は保存状態が良すぎることで建物自体に大きく感動することができなかったのですが、世界遺産登録のポイントで保存状態の良さがあげられているので、自分の世界遺産を見る経験値がまだまだ足りないと思いました…。


*高山社跡
明治時代、高山長五郎さんのお宅で、通風と温度管理を調和させた「清温育」という蚕の飼育法を確立させたようです。のちに養蚕教育機関となった高山社はその技術を広め、清温育は全国標準の養蚕法となり、明治24年に建てられた主屋兼蚕室は「清温育」に最適な構造で、多くの実習生が学んだということです。
(世界遺産候補 富岡製糸場と絹産業遺産群:http://worldheritage.pref.gunma.jp/ja/ks003-005.html

見学時間を過ぎてしまいましたがざっと外観を眺める程度に見学してきました。
現在も建物としては使われているみたいで住宅感がありました。

立地環境としてはマイナスイオンに溢れていそうで、蚕もよく育ったのではないかと思います。
森林と川が近くに流れており空気も綺麗で、森のいい香りがしました。


13佐藤


posted by 13さとう at 00:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko13 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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