2010年09月20日

ゼミ合宿in上海

私は小学生の頃に北京、中学生の時に香港を訪れたことがあり、今回の上海でのゼミ合宿は私にとって3回目の中国だった。しかし、今までは旅行代理店のパッケージツアーを利用していたため、日本人向けの場所と日本人向けのサービス・食事ばかりで本当の中国の文化に全く触れずに擬似的な観光体験を積んでいたのだということに改めて気付かされた。
私にとって上海での旅は正にカルチャーショックの連続だった。訪れるレストランの食器は必ずどこかしら欠けているし、店員の態度は横柄だし、閉店時間ぎりぎりまで居たら店の電気消されかけたり・・・。まずこのようなサービスに関する日中間の差を大きく感じた。『お客様は神様』という考え方は日中国にはないのか?、と途中苛立つこともあった。しかし、自由行動の時に訪れたスターバックスでは世界共通のあの上質なサービスがあった。さすがはサービス界のグローバルスタンダード!と非常に感心させられた。今後グローバルスタンダードは中国から創出されるのでは…という見方が最近注目されているが、サービスに関してはチャイニーズスタンダードが世界の主流になることはまだまだなさそう
だなと感じた。

2日目の華東師範大学の学生の交流会の時に私は日中の教育制度について話し合った。そこで中国では幼稚園の頃から英語教育が始まるという話に非常に驚かされた。日本の大学生、特に推薦で入学したような私とは比べ物にならないほどの努力を積んで大学生になった彼らの日本語力の高さにも本当に驚いた。彼らの英語のレベルが日本人学生にそれとは遥かに高い次元にあり、更に次世代の世界語である中国語を生まれながらに身につける中国の学生のレベルは世界でも高水準にあると感じた。加えて彼らは本当に優しくて友好的だった。

中国は経済的な成長に対し文化がまだ追いついていない、という話を出国前に聞いた。BMWのような高級車が日本の何倍もあったり、ワールドフィナンシャルセンターのような超近代的な建築物が沢山立ち並ぶ一方で、サービスが不十分だったり、ゴミのポイ捨てが物凄かったり、タンを道に吐き捨てるする人が沢山いたり、トイレが尋常じゃなく汚かったり、殴り合いの喧嘩がいきなり始ったり・・・。技術的、経済的進化に対し文化やモラルが追いついていないのは明らかだった。
今思い出すと中年くらいの人たちにはほとんど英語が通じなかった。やはり世代によって教育制度に大きな差が生じていたようだ。その世代の狭間が一人っ子政策にあるのではないかと私は感じた。中国の一人っ子政策以降に誕生した人たちはやはり一人に費やせる教育費が格段に上がるから、おのずと教育レベルが向上したのではないだろうか。きっと今後の中国はより教育水準が上がり、人々のモラルや文化間にも大きな変化が出るのではないだろうか。今回交流した中国人学生がいい証拠だ。今から20年ほどの時が経ち、彼らが中国社会の中心を担うようになれば、文化が経済に匹敵し今の中国とは全く違う国に生まれ変わると私は確信している。

日本のパビリオンを見て、日中関係で穏やかな交流というと本当に朱鷺についてしかないんだろうな・・・ということに気付いてしまった。今の日中関係はお世辞にも良好とは言えないだろう。戦争、領地問題・・・日中間には様々な問題の種が存在する。滞在中にも問題が起きて、母がそっちは大丈夫かと心配して電話をかけてきたほどだ。学生同士ならこんなに穏やかに・・・と思わずにはいられない。中国の文化が今後良い方向に変化していくとするなら、日中関係もより良い方向にシフトしていくことを願いたい。


今の中国は私には決して暮らしやすい環境とは言えなかった。しかしきっと中国は近い未来に大きな良い変化が起きるはずである。そうなった時に是非もう一度上海を訪れたい。その頃には皆がちゃんと信号を守る世の中になっていますように・・・

2年 上島


posted by masutanis at 21:36| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko09 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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