2010年09月13日

Mongolia

今年の4年舛谷ゼミ合宿の開催地は外モンゴルでした。
留学を終えて間もなく合宿の参加を決め、モンゴルのガイドを片手に何も分からずに始まった合宿でしたが、壮大なモンゴルの大自然に魅了され、また国立大学の学生との交流を通して貴重な体験ができ、最高に充実したものとなりました。

以下に簡単にスケジュールを記載します。
8月16日 現地入り 宿泊:国立大学の学生寮
17日   挨拶、ディスカッション、学生交流、食材買出し、自炊(カレーを作る)、生徒でカラオケ
18日   ザイサン丘(市内一望)、モンゴルラマ教の大本山ガンダン寺院、自然史博物館、美術館、ノミンデパート
19日〜20日 ツェベグマ・ツーリストキャンプ(テレルジ) 宿泊:ゲル
・途中、ツォンジンボルドグでチンギスハーンの像を見学
・現地で乗馬体験
・ゲルの解体組み立て見学
21日  モンゴルの伝統的な民族音楽のコンサート、学生でナイトアウト
22日  日本人慰霊墓地、夏の別荘地帯、カシミヤ工場、ノミンデパート
23日  早朝のフライトで帰国

上記のスケジュールにそって、気づいたこと、学んだこと等を書いていきます。

宿
私たちが宿泊した場所は大学の寮。2年前に泊まった中山大学の宿舎を想像していたので、正直トイレとシャワールームに衝撃を受けましたが、1日使えばなれるものです。
ガイドに書いてあったように水周りがきちんと整備されておらず、お湯がでない時間帯がしばしありました。
夏ならそのまま水シャワー、冬はお湯を沸かして使うようです。
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食事
今回の合宿では待ち歩きの時間がなかったため、先生のチョイスで屋台に入るということがありませんでした。
そのため、ツアーに組み込まれたレストランでモンゴルの一般市民が食べるようなエキゾチックな食事はテレルジでの食事以外では食べなかったと思います。やはりお肉は羊がほとんどでした。
それほど癖もなく食べにくい味ではありませんでした。ロシア、カザフスタン料理とほとんど変わらない様に思いました。

モンゴルラマ教
初めてラマ教の寺院に行きました。
寺院の中には大仏殿が立てられていてその周りには数百(以上?)ものマニ車があり、信仰者は左から3回づつまわしていくそうです。後で調べたところ、このマニ車の大きさは寺院によって異なり、1度回すとお経を千回唱えたことになるそう。人々は時間の許す限り真言を唱えながらまわすとのことです。
また面白かったのが、参拝の仕方です。まずは日本と同じようにお賽銭をいれ、一礼し手を合わせ、その後に供え物等がおいてある台にそっと額をつけます。そのあとは大仏殿に背を向けないように後ろ歩きをして寺院の外へでます。これは生徒が教えてくれたのですが、敬意を表すためだそうです。
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国立自然史博物館
今回の合宿は博物館、資料館、美術館と結構な数回りました。その中でもこの自然史博物館はモンゴルで有名(?)な恐竜の卵の化石が展示されています。ティラノザウルスの骨や恐竜の卵の展示は迫力がありましたが、どの種の恐竜の卵なのかなど詳細がわからず説明が不十分と感じました。恐竜以外にも展示の種類は予想以上に幅広かったので、興味のある方は楽しめると思いました。ただ、恐竜以外はユニークさにかけているので、観光資源になるかといったら難しいところだと思います。

国立ノミンデパート
典型的なデパートです。いわゆる高級なショッピングモールという感じではなく、洋服は種類も少なく見た目も10年前の日本といった感じです。衣類の値段は高めです。買い物をしたくなる空間かといえば、NOです。ただ、お土産売り場がフロア半分に展開しているので、まとめてお土産を買うにはとても便利だと思います。1回の食料品売り場は西洋人が目立ちました。デパートの周りには西洋に多く見られるテラスのあるレストランが何軒もありここでも西洋人を多く見ました。

モンゴル初のテーマパーク
今回テレルジにいく途中で寄ったツォンジンボルドグのチンギスハーン像はこのテーマパークのアトラクションの1つだそう。このテーマパークは2006年にオープンしたがまだまだ建築途中といったところだ。完成図を見る限りかなり大規模なものになるだろう。合計で13の集落を建設する予定だそう。そのほかに宿泊施設、またプールなどの娯楽施設も充実しているので、水周りなどが気になる旅行者にとっては快適さと’モンゴルらしさ’の両方を感じることができる理想的な空間になりそうだ。
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ツーリストキャンプ
今回利用したキャンプ場は高くもなく安くもなくといった中級レベルのものだ。ついて早々乗馬をすることになった、亀石まで往復し約2時間程乗馬したが料金も安く、感激だった。馬に乗りながらモンゴルの大自然をゆっくりと見て回れるため、コストパフォーマンスが非常に高く観光客の満足度は高いだろう。今回の合宿の中で1番モンゴルらしさを感じた瞬間でもあった。
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宿泊したゲルは、ベットが3つ、水を溜めて使う水道、鏡と生活するには不自由のない綺麗なものだった。夜には係りの人が薪を炊いてくれ寒さを感じることもなかった。また24時間警備員が外を見回りしていることにも感激した。
またシャワーもついているので長期間の滞在にも適していると思う。天気の良い日は、外に出て読書をしながら1日過ごすなど、大自然に囲まれて自由にゆっくり過ごしたい観光客には満足のいく場所だと思った。

ゲルの組み立て
思ってた以上に簡単に組み立てられるものだった。男性4人いれば可能だ。周りを覆う羊のマットは4年に一度取り替えるようだ。また、ゲルの中での決まりごともいくつかあり興味深かった。

伝統音楽 show pub
ここではモンゴルの伝統的なダンスと音楽を堪能した。
観光客が親しみやすい様に再度作り直したものなので、真の伝統芸能かといえば難しい。ただパフォーマンスとしては優れていて満足度も高いだろう。中でもホーミーという音楽は珍しく、喝采を浴びていた。


日本人慰霊墓地
労働力不足解消目的にモンゴル国政府の要請、1945年10月と12月2回シベリア抑留日本人計12,318人が移送され労働を課せられ、1,600人以上が死亡。日本人墓地は下記を含め16か所にある(wiki参照)
アルタンボラグ日本人墓地
スフバートル日本人墓地
ダンバルジャ日本人墓地
ホジルブラン日本人墓地
ナライハ墓地(日本人12人)
今回訪れたのは3つめのダンバルジャ日本人慰霊碑。広大な自然の中にぽつんとあり不思議な空間でした。1945年から1947年までに祖国への帰国を望みながらもモンゴルの地で亡くなった日本兵を偲んで10年程前に作られた石碑は新しく綺麗に整備されていました。小さいながらに資料館もあり、またご家族の方により石碑の周りを砂漠化から守ろうと、植林や花を植えるなどの計画が立てられている様子でした。1年間で約300人の方々が見えられるそう。
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モンゴル全体を通しての考察
インフラの整備が遅れている他、ゴミの処理もきちんと出来ていない様子で衛生面が気になりました。夜になると治安も悪く、観光客が安心して町を歩ける環境ではないと思います。アスファルトの道路はウランバートルの中心地以外ほとんどなく、バスを使う長距離の移動は、大変だと感じました。
ただ、この問題は早急に改善できるものではないので、今後のモンゴルの経済発展と共に着実に改善していくことを信じています。
このような状況に関して観光客からの不満は多いだろうと思いますが、旅行会社が事前に説明し、観光客からの理解を得てツアーを実施するなど、不便であることが必ずしも悪いことではないことを、実際に体験でき、リアルなモンゴルを感じることができるツアーにするなど努力が必要だと思いました。
また帰りの飛行機で隣に座っていた女性に今回のモンゴル旅行について尋ねたところ、満足度は高かったようです。彼女は遊牧民のゲルに1週間ホームステイをするというチャレンジングなツアーを利用していました。参加者は5人。中には3回も参加経験のある高校生もいたよう。もちろんトイレは青空の下。またウォッカのショットの跡に水の変わりに馬乳酒を飲ませられるという豪快な持て成しを受けたそう。現金収入の少ない遊牧民にとって、観光客をホストすることで入るお金は大きい。このホームステイのツアーを大々的にやることで放牧民の暮らしに影響を与えてしまう懸念があるので、中々難しいと思った。ただバックパッカーなどの冒険家たちはツーリストキャンプのゲルよりもホームステイスタイルの方が好きそうだ。

以上、モンゴル合宿報告でした。


posted by 07とがし at 23:13| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko07 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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