2009年07月14日

浅草フィールドワーク

zemi 032.JPG7月11日に日アジのフィールドワークとして、東京大空襲・戦災資料センターと浅草に行ってきました。

秋葉原からバスで防災資料センターまで行ったのですが、バスがどこを走っているのか、東京のどこら辺かも全然わからないまま到着です。到着してみると、そこは住宅街で、ひっそりとしたところにセンターがあり、少々驚きました。中に入ってみると、目を覆いたくなるような写真や、貴重な資料がたくさん展示されていて、きちんと英語でも説明が書かれていました。その数ある展示物の中には、戦時中赤ん坊を背中に背負い逃げるお母さんが、やっとの思いで落ち着いた場所に着くと、すでに亡くなっていた赤ちゃんの着ていた黒く汚れた服などがあり、様々な形見の品が展示されていて、大事なものであるが、戦争の悲惨さを伝えるために、提供したそうです。やはり、原爆資料館などと比べると規模は小さいがとても重要な意義のある場であり、訪れることができてよかった。
そして、歩いて歩いて浅草に向う。
ここで思ったのが、やはり、先輩は一年経験を積んでいることだけある。さすがだ。帽子にペタンコな靴。とても歩きやすそうで、先生の速さについていっている。さすがだと思った。私たち2年生は遅れをとり、ついていくのに必死だった。
私たちも来年には、「さすが、三年生だ。一年経験している。フィールドワーク慣れしている。」と思われるようになっているのだろうか?先生に鍛えてもらおう!

浅草戦跡ツアーは本当に参加してよかったと思った。普段、遊びに行っている場所が実は、戦争の跡が残っていて、気づいてないだけなんだなと思った。中でも、焼き焦げた銀杏の木には驚いた。何回か浅草寺は訪れているのに、全く知らなかったし、特に看板もなく、戦争を経験してきた木が普通にたっているからだ。今度から浅草寺を訪れた際には、見方が変わりそうだ。
ツアーで、一番印象に残っていたのは、やはり、中川さんのお話だ。
戦災により亡くなられた方々の碑の前で中川さんは思い出すだけでも辛いだろうに、当時の思い、状況、様子を詳しく話してくださった。戦争がこの地であったことは事実だし、ほんの60年前ぐらいの話なのに、今の状況とは違いすぎて、すぐには頭の中で整理がつかず、信じられないような気がした。中川さんからその当時の人々の戦争に対する思いをきいた。現在では、結果論として、私たちは、「なぜ、はやく戦争をやめなかったのか?」「なぜ、自ら死を選んだりするのか?」「なぜ、そこまで御国のためと言えたのだろうか?」と簡単に言うし、その当時の日本について批判する人もいる。あまりにも、その当時との考え方が違いすぎて、理解ができないのだ。しかし、中川さんによると、その「御国のため」という精神はとても強いもので、戦争に負けるなんて思ってもいなくて、そう教育されたからそう思うしかなかったそうだ。私たちが抱く疑問を頭に浮かべること自体がありえないのだ。中には、その教育に関して不満に思った人もいただろう。しかし、口にだすことはできず、口にだしたら、国に背くことになり、国自体に自分がおいつめられるのだ。この話をきいて、本当に教育って怖いと思った。ランチミーティングの時でも話にでたが、今、カリスマ的な人が「戦争をしよう。」と言い出したら、そう教育するようになったら、「ぜったい戦争はだめ。」と思っていても、戦争に賛成する人がでてくるのではないだろうか。そう考えたら、平和な状態ってのは、とても薄っぺらいもので、簡単に崩れてしまう可能性が大きいように感じる。それを防ぐために、「戦争はぜったいだめ。」と伝える中川さんのような人がいるのだなと思った。

私は、今回のようなダーク・ツーリズムをみんなに経験してもらいたいと感じた。
戦争を学ぶにあたって、教科書にのっている資料はいつも白黒で、映像も白黒だ。友達とも話したが、その戦争があった時代の世界の色が実際にも白黒であったような気さえする。頭の上が、赤い火の海と言われても、その世界に赤のイメージがない。完全に私の中では、戦争とは白黒の世界であり、現在の世界とはかけ離れている。しかしながらも、今でも世界各地で、戦争は行われているし、日本だってほんの60年前は戦争していた。中川さんも、一見優しそうな普通のおばあさんであるが、過去には悲惨な体験をしているのだ。戦争を過去のものとは思ってはいけないし、もっと戦争に関して学ぶことが必要だと強く感じた。

2年 浜田麻衣


posted by masutanis at 23:34| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko08 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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