2013年10月31日

屋久島エコツーリズム/ゼミ説明会

2年平井です。
遅くなりましたが、屋久島(10/15-17)、そして先日行われたゼミ説明会についての報告です。

まずは屋久島について。
早朝羽田空港集合だったので、2年生の一部は空港泊を体験したようです。そのような人間向けに施設などあれば良いビジネスになるんじゃないかな、とふと思いました。
鹿児島到着後、屋久島行きのフェリー、午前中の便はすべて欠航という知らせを受け、「まさか」と思ったのがはじめの感想です。笑
その「まさか」が現実となり、港へ着いた頃には終日欠航が決まっていました。
我々2年生、マレーシア合宿でも初日は1日中雨に降られ、今回も初日は鹿児島市内観光となり、いろいろとツイてないなあと思います。(結果的に、スケジュールが押したので縄文杉は見ることができませんでした)
自然のチカラには勝てません。いかに自然に対して柔軟に対応するか、が大切だと思います。
今回も旅行会社側で鹿児島市内にもホテルを予約してあったのでそこに泊まることになりました。
市内到着し、ホテルにチェックインした後、市内観光の流れに。
白くま総本店である天文館むじゃきと、主に幕末から明治維新の歴史を展示する維新ふるさと館に行ったあと、城山公園で市内を眺望できる展望台に登ってきました。PA159341.JPG
(鹿児島市内と桜島@城山公園)
街中には大久保利通や西郷隆盛の銅像があり、住んでいるだけで歴史に関心を持つことのできる装置があるの非常に興味深いと思いました。鹿児島県民としてのプライドはここから生み出されることもあるのだろう、と思います。
その後、男子は都内では見かけない路面電車に乗りホテル近くまで戻り、都内にもあるようなショッピングモールのゲームセンターに行きました。中学生に戻った気分でものすごく楽しみました。
PA159358.JPG (路面電車)


夜は屋台で美味しい料理と綺麗な女将さんと楽しい時間をすごしました。
4年生とはこのあたりから仲良くさせていただきました。笑
PA159363.JPG (先生と4年生)

僕たちもこれから、このような関係になりたいなあと思いました。
仲良さそうで、微笑ましいです。

2日目、まさかの午前便欠航。我々の不運を嘆きつつ、港近くの水族館に行きました。
ここまでくると開き直れるもので、「まあ午後は大丈夫だろう」と踏んでいたのでしっかり水族館を堪能してきました。
運良く、午後便の予約が取れたので12時50分、出航し、予定より30時間遅れで屋久島到着。
ここまで時間がかかるとは思わなかったので、到着した際には少し感動しました。
早速ガイドの島津さんと合流し、はじめに益救神社に行き、島の歴史だとかを様々な視点から教わりました。
この時点で島津さんの知識の豊富さ、しゃべりのうまさに感銘を受けました。
ガイドさんはホスト側の象徴のようなものだと思います。
ガイドのクオリティ(おもてなしや知識など)が高ければ、その観光地への期待は非常に高まります。
このあとはどんな体験をさせてもらえるのだろうか、なにがあるんだろうか・・と、「これから楽しいことが待っている」という前提条件がゲスト側に植えつけられるので、ホスト側は旅行を展開するうえで非常に有利になるのではないでしょうか。

研修センターへ向かう途中に「やわら香」という屋久杉を利用したエッセンシャルオイルを製造している工場へ立ち寄りました。なんでもこのエッセンシャルオイルはネット販売をしていないとのことで、そこに製造者の「屋久島の文化」を伝える熱意を垣間見ました。
直接目で見て買うということは、商品に対してもより深い理解を得ることができると思います。
屋久杉がどのように利用されているのか知ってから購入することで文化はより伝わっていくのではないか、と感じました。

その後はヤクスギランドをトレッキング。
屋久島の成り立ちや、歩くなかで見つける植物についてのレクチャーを受けながらのトレッキングでした。
やはり島津さんの知識はすごいのひとこと。きこりをしていた時代の経験に基づく話など、我々には絶対に体験できないようなものを持っていました。そのような文化は、口承で伝えていくしかないと思いました。

杉の存在感にはただただ圧倒されました。
たかだか20年間を生きてきた僕と、少なくとも1000年以上生きている杉との差は歴然です。
地球すごいなあ、屋久島すごいなあ、と、強く感じました。
この深い感動こそ観光の原動力になると思います。いかにして魅力を伝えるか、が観光のホストの課題となるわけですが、いまの時代情報伝達ツールは持て余すほど持っています。どのように活かすのか、これから勉強するのも面白いな、と感じました。トラライなんかは非常に関連深いものだと思います。

屋久杉の写真は、あまりいい写真が取れなかったのでほかのみんなにお任せします。
トレッキングを終え、地元のおばさまたちの作る地元の料理をいただきました。
PA169507.JPG (むいごっ娘と男子)

ああ、美味しかったなあ、と今でも思います。
地産地消のモデルを見ることができました。

夜は研修センターにて里山の観光について、役所の方々などとディスカッションをしました。
非常に難しい問題である、と思いました。
縄文杉、白谷雲水峡という大きな集客装置がある屋久島において、観光客を分散させることは今後の環境を維持するうえで重要です。新たな観光地を作り出すことに、活路を見出すしかありません。
そこで考えられたのが里山観光だと思います。
しかしそこには人々が暮らしています。彼らの暮らしを見せることが観光につながるわけですが、
見られる側の人々は「観光商品」の一部となるわけで、その点で相互に理解するのは非常に難しいな、と思いました。
24ある里山地域のうち5つの地域で里山ツアーを行っている、と聞き、最初はなぜもっと参加しないのだろう、と思っていましたがその原因はこの辺りにあるのではないでしょうか。
なによりも住む人々の理解があってこその里山ツアーだと思います。
人が人を感動させる、という素晴らしいスローガンを達成するには様々な困難があると思いますが、
屋久島の方々からは、どうにかして良くしよう、という意気込みがものすごく伝わってきました。観光地を作る、島を良くする人々はやはりこうでなくては、人々はついていかないと思うし、僕が言うのも失礼ですが、あの方たちなら屋久島をもっと素晴らしいものにできると思います。

約2時間の白熱した議論を終え、研修センターのオリエンテーションを受けました。
なんだか小学生に戻ったみたいで楽しかったです。
自然に囲まれ、満点の星空を見上げることのできる素晴らしい環境のなか、男子メンバー4人と吉原さんと、お風呂でいろいろな話をしてそれもいい思い出です。

最終日はもののけ姫の森のモチーフになった白谷雲水峡に行きました。
普段、苔を見たら触ろうとか、興味を持ったりしないと思います。
ですが、その「苔」がメインの森です。興味を持たない訳には行きません。
なぜ苔ができるのか、またこの森にある植物などについて聞きながら山を上っていくと、
自然と苔に対して親近感のようなものが湧いて、苔に自ずと触れている自分がいました。

目的の苔むす森に着くまでに、外国人観光客や、団塊世代の人々(今後の観光業のターゲットになる)、修学旅行の学生など、さまざまな観光客とすれ違いました。
さすが、屋久島のメイン観光地だな、と思うと同時に、ほとんどの団体にガイドがついていることに気づきました。
一般人がこのような自然を楽しむためには、やはり知識が必要だし、ガイドは必要不可欠なものだと思いました。

相当長い時間歩くことを覚悟していましたが、皆としゃべりながら、学びながら歩いているとあっという間に到着しました。
眼前に広がる一面の苔はまさに文字通り苔むす森で、「帰ったらもののけ姫みよう」と強く決心しました。
他の団体のガイドさんはさりげなーく木霊をおいていて、面白い仕掛けだな〜と関心し、
ちょっとした工夫で、楽しさは増大することを実感。

その後は弥生杉を見て、麓に戻ってお弁当と、むいごっ娘お手製の和菓子(名前、ど忘れ)を食べ港へ。
文化村センターで知識の確認と振り返り、そしてショートムービーを見ましたが、映画の間はぐっすりねてしまいました。笑 反省です。

その後お土産を買い、船へいざゆかん、というところに島津さんが登場し、全員と握手してお別れしました。
その島津さん、我々が出航したあとも港から手を振りつづけていました。
また来たいなーと、強く思わせる出来事でした。

市内に戻った後は空港へ向かい、夜無事に羽田空港に到着しました。

非常に濃密な3日間でした。
タマンヌガラ、屋久島と短期間で2つのエコツーリズムを体験し、
比較の目を持つことができたのは収穫です。
一概にどちらが優れているか、言い切ることはできませんが双方の大自然の魅力は存分に味わえたと思います。

環境に近づきすぎるとエコツーリズムは維持出来ないし、
かといって守りすぎてしまえば人は来なくなります。
それによって結果的に自然が守られるのかもしれませんが、その地域は廃れていってしまうかもしれません。
うまく共存する、と口でいうのは簡単ですが、どのようにして実現するか、を真剣に考えるべきだな、とこの3日間を通して強く感じました。


続いて、ゼミ説明会について報告です。

10月29.30日の昼休みにゼミ説明会を開催しました。
各サブゼミリーダーをはじめみんなの協力のもとなんとか無事終えることができました。
また各回、手伝いにきてくれた先輩方、ありがとうございました。

初日60名、2日目50名程度訪れました。
まだまだゼミを始めたばっかりの感覚です(先輩方とも交流の薄い年代だと思っております)ので、もう説明会かあ、などと思いましたが改めてなにを勉強しているのか、再認識する良い機会になりました。

これから先輩方と交流を深めていきたい所存でありますので、よろしくお願いします。



posted by 12平井 at 17:11| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | kanko12 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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